看護労働の国際化

ますますグローバル化が進み、国際的な労働移動が急速に展開されている。看護職もその影響は大きく、日本では数年前からスタートしたEPA(経済連携協定)制度によりフィリピンからの看護師やインドネシアからの介護士の導入がはじまった。

フィリピンの看護教育では、自国に必要な看護師数以上の養成をして、英語圏(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど)での雇用により外貨を稼ぎ、家族への仕送りはフィリピンの経済を支えている。私の病棟にいるフィリピンナースの一人はドバイで働いていたそうだ。ドバイの病院内は英語だそうで、何も戸惑うことはないと話していた。

EPA制度で来日した海外ナースの国家試験合格率はわずか11%。初年度にまったく合格者がいなかったことを考えると、少なからずとも成果は出ていると思うが、このスピードではグローバス視点での看護師の雇用には時間がかかりそうな気がする。

 

                     (OECD 2007)